特徴
*ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(非中枢神経刺激薬)
→シナプス間隙のノルアドレナリンの量を上げる
*特にひとつのことに集中しすぎて周りが見えない過集中に対して、
視野を広げる効果があるとされている
*ノルアドレナリンに作用するため抑うつ症状に対してもある程度期待できる
*効果発現までに少なくとも2週間以上かかるが作用は穏やかである(コンサータと異なる点)
→大体1ヶ月ほどの期間は必要。薬剤効果評価は2ヶ月かけて行う
*コンサータとは異なり管理システムの登録は不要
*依存性の心配もほとんどない
*ADHDの不注意、多動、衝動性のどれにも対応できる
*6歳未満の幼児における有効性及び安全性は確立していない
基本的な用法
*適応:注意欠陥/多動性障害(AD/HD)
*18歳未満の患者
開始量:0.5mg/kg/日
増量時:0.8mg/kg/日→1.2mg/kg/日
維持量:0.2~1.8mg/kg/日
用法:1日2回
上限量:1.8mg/kg/日または120mg/日
※増量は1週間以上の間隔をあけて行うこと
*18歳以上の患者
開始量:40mg/日
増量時:80mg/日
維持量:80~120mg/日
用法:1日1回または2回
上限量:120mg/日
※1日80mgまでの増量は1週間以上、その後の増量は2週間以上の間隔をあけて行うこと
動態的特徴
*約1~2時間で最高血中濃度に達する
*半減期は3~4時間
*代謝:CYP2D6
※CYP2D6阻害作用を有する薬剤を投与中の患者または遺伝的にCYP2D6の活性が
欠損していることが判明している患者には投与の注意が必要
→本剤の血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすいおそれがある
*中等度の肝機能障害を有する患者においては、開始量及び維持量を通常の50%に減量すること
※重度の肝機能障害を有する場合は25%に減量すること
製剤の特徴
*眼球刺激性があるため、分割・粉砕して服用しないよう指導すること
副作用の特徴
*悪心(31.5%)、食欲減退(19.9%)
*飲み始めに頭痛を生じることあり(15.4%)
→数日で軽減・消失する
*傾眠(15.8%)、めまい、動悸、血圧上昇、頻脈
*小児に長期投与した場合に体重増加の抑制・成長遅延が報告されている
