特徴
*筋弛緩作用はほとんど発現することなく催眠作用をもたらす
*内服後に代謝過程で抗不安作用を強く示していく
→不眠と不安症状が強くあらわれている患者に対して使いやすい薬
*催眠作用自体は8~12時間程度、抗不安作用は日中を通して持続する
*離脱症状を起こしにくい
*抗コリン作用があるため、急性閉塞隅角緑内障、重症筋無力症の患者には禁忌
*睡眠時無呼吸症候群の患者にも禁忌
基本的な用量
*適応:不眠症、麻酔前投薬
| 不眠症 | 麻酔前投薬 | |
| 用量 | 20mg/回 | 15~30mg/回 |
| 用法 | 就寝前 | 就寝前 |
| 最高投与量 | 30mg/日 | 30mg/日 |
*適宜増減コメントあり
*不眠症には、就寝の直前に服用させること
動態的特徴
*約3~4時間で最高血中濃度に達する
*半減期は約26時間
*代謝:CYP2C9、3A4
製剤の特徴
*食後の服用を避けること(食物が併用禁忌になっている)
→脂溶性が高く、食後に内服するとすぐに吸収されて、空腹時で内服した時と比べて
血中濃度が2~3倍に上昇してしまうため
*湿気を避けて遮光して保存すること
*投薬量が1回30日分を限度とされている
副作用の特徴
*持ち越し効果
*高齢者では運動失調などの副作用が発現しやすい
*眠気・傾眠が出やすい
