うつ病とは
*特徴的なうつ状態の症状が一日中、ほぼ毎日2週間以上続く場合にはうつ病と、
症状が2年間以上持続する場合には持続性抑うつ障害(気分変調症)と診断される
*セロトニンやノルアドレナリンが出なくなる病気
→セロトニンやノルアドレナリンを増やす薬(抗うつ薬)を使用する
*うつ病患者には3種類の患者がいる
①主にセロトニンが減る患者
②主にノルアドレナリンが減る患者
③両方が減る患者
*①の患者
・不安症状やイライラ感も出る
・気持ちの落ち込みを強く訴える
・歩き回るなどそわそわと落ち着かない
・自責感が強く、自分のことをよく話す
*②の患者
・やる気が起きないことを強く訴える
・一日中ベッドに横になっている
*③の患者
・①と②の両方の症状があらわれる
抗うつ薬
*効果を実感するのには服用後約2~4週間はかかる
*副作用は服用後1~2週間に強く出ることが多い
→抗うつ効果よりも先にあらわれてしまう
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
*2文字目がS=セロトニンと覚えるとよい!
*①の患者に使用する
*初期に嘔気・嘔吐が出やすい
→セロトニンは脳だけでなく腸管にも存在し、急激にセロトニンが増えることで起こる
SNRI(選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)
*2文字目がN=ノルアドレナリンと覚えるとよい!
*②の患者に使用
*セロトニンとノルアドレナリンを増やし、抗うつ効果を示す
*ノルアドレナリンは意欲に対する効果が期待できるため、不安感以外に意欲の低下や
疲労感・興味・関心がなくなっているタイプのうつ病患者で使われることが多い
眠気も少なく、活力が出る
*セロトニンとノルアドレナリンが上昇すると、下行性痛覚抑制系が賦活され、疼痛が
抑制されるため、NSAIDsやオピオイドが効きにくい神経障害性疼痛や心因性疼痛に
対して有効性を発揮する
*副作用で動悸や手の震えが出やすい
NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)
*強い抗ヒスタミン作用があるため、鎮静作用が強く、抗うつ作用も強力
→不眠や食欲不振の症状が強いタイプのうつ病に効果を発揮する
*消化器症状の副作用は少ないが、眠気や食欲増進には注意が必要
→あえて寝る前に処方することが多い
S-RIM(セロトニン再取り込み阻害・受容体調節薬)
*抗うつ効果だけでなく認知機能改善効果も期待できる薬
※用量表についても下に一緒に載せておきます
※抗不安薬についてはこちら
