ボルチオキセチン(トリンテリックス)

特徴

*セロトニン再取り込み阻害作用
 →セロトニンの濃度を高める

*神経前後の各受容体に作用
 →ノルアドレナリン、ドパミン、アセチルコリン、ヒスタミン、グルタミン酸などの
  複数の神経伝達物質の遊離を促す
  →抗うつ効果の増強につながる

高齢者の認知機能改善効果も期待できる
 →3ヶ月程度の長期使用で効果が認められる

 

基本的な用法

*適応:うつ病・うつ状態

*用量:10mg/回
 用法:1日1回
 最高投与量:20mg/日

*適宜増減コメントあり

増量は1週間以上の間隔をあけて行うこと

CYP2D6阻害(パロキセチンなど)の薬剤服用や、遺伝的にCYP2D6の活性が
 欠損していることが判明している患者では、10mg/日を上限とする
 →本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるため

 

動態的特徴

*約8時間で最大血中濃度に達する

*半減期は約65時間

*代謝:CYP2D6、3A4/5、2C19、2C9、2A6、2C8、2B6

*食事の影響は認められない

 

副作用の特徴

*他の抗うつ薬と比べると副作用は少ない方に入る

ほとんどの場合は1週間以内で治まることが多い

*離脱症状も起こりにくい

嘔気は約5人に1人に見られる

*その他、下痢、傾眠、めまい、倦怠感など

*セロトニン症候群、SIADH

 

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