バルプロ酸(デパケン、セレニカ)

特徴

*他の気分安定薬と比べて副作用も少なく使い勝手がいい

*定期的な採血が必要
 ※特に薬剤とアンモニアの血中濃度、肝機能について注意して確認する

性格行動障害(易怒性が高く常に起こっているイメージ)に対しても使われる
 ※てんかんでも双極性障害でもないのに処方されている場合、
  日常的に易怒性が高く常に怒っている状態の可能性が高い

抵抗性統合失調症の付加としても使われる

 

基本的な用法

*適応:各種てんかんおよびてんかんに伴う性格行動障害の治療
    躁病および躁うつ病の躁状態の治療、片頭痛発作の発症抑制

*用法及び用量
 <各種てんかんおよびてんかんに伴う性格行動障害の治療、躁病および躁うつ病の治療>
  用量:400~1200mg/日
  用法:分2~3
   ※適宜増減コメントあり
 <片頭痛発作の発症抑制>
  用量:400~800mg/日
  用法:分2~3
   ※適宜増減コメントあり。ただし上限は1000mg/日

 

動態的特徴

*約1~3時間で最高血中濃度に達する
 ※徐放剤の場合は約10~15時間

*半減期は約14時間

片頭痛で服用する場合、妊婦・妊娠の可能性のある患者には禁忌

 

製剤の特徴

*徐放剤に関しては粉砕禁止
 →噛まないでそのまま飲むように指導が必要
 ※大きくて噛んでしまう人には細粒への変更を検討する

 

副作用の特徴

*傾眠、頭痛、食欲不振、発疹、頻尿、脱毛など

*高アンモニア血症には特に注意が必要
 →初期症状は倦怠感・嘔気・嘔吐・食欲不振など
  意識障害、痙攣を起こすこともある

 

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